airo 3+4月号

出会いと別れ、暖かさと寒さ、期待と不安、嬉しいけど寂しい。
正反対の相反する出来事や気候、気持ちが入り混じる春のはじまり。
今回はそんな「相反する気持ちの混在」をテーマに撮影しました。
迷いに似たようなどっちつかずの感情の狭間。
ときどき私は、陽気な春の空気に素直になれないことがあります。
まだこの場所にいたい、この人たちと離れたくない、大人になりたくない…
そんな気持ちでいっぱいなのに、お構いなしに春は毎年、晴れ晴れとした陽気な空気を運んでくる。
この空気に私は、乗り気になれず物寂しい気持ちになったりもします。
それでも季節というのは不思議なもので、暖かい風のなかで新しく咲いた花を見ていると、やっぱり前に進んでみたくなる。
街ゆく人たちの装いが明るく、軽く、華やかになるのを見ると、自分も少し浮かれてみたくなる。
そんな風に、素直になれなかった自分も春の暖かさのおかげで少しずつ、柔らかくほぐれていく気がします。
卒業や就職、引っ越しなど、春は特に「別れ」を経験する場面が多いと思います。
でも必ずセットで起こるのが「新しい出会い」
何かが終わるときって、同時に何かが始まることを意味するんですよね。
今月のArehaのInstagramでは、はじまりに向けて新しい一歩を踏み出すシーンと、その一歩を後押ししてくれるヘアを提案したリール動画を投稿しました。ぜひご覧ください。
https://www.instagram.com/areha.jp/?hl=ja
少しずつ暖かくなってくる3〜4月。新しい生活をスタートする人も多いはず。
新しい環境に飛び込む人も、人を迎え入れる人も、いつもより少し身だしなみが気になりますよね。
いつもの日常に少しお洒落をプラスしたい方に、ラフすぎずに飾りすぎない、品のある軽やかさと艶感を一緒に楽しめるウェーブスタイルのご提案です。
カットラインは表面に毛羽立ちが出ず、艶感を損なわない程度のローグラデーションをベースに、顔まわりは表情が明るく見えるようにレイヤーを少しだけプラス。
カラーは明るさを抑えながら、春の柔らかい光で品のある艶感が出るクリーミーピンクブラウンに。
スタイリングは素髪のような柔らかさと軽さを表現できる「dance デザインチューナー バレエメロウ」を使用。
時間が経っても広がらない艶やかなウェーブスタイルを演出します。
いつものヘアスタイルにワンスパイスプラスしたお洒落を楽しみたいこの時期に、無理せずチャレンジできるスタイルです。
hair&make @anaitakeshi
model @2000.sndn
photo @takeshianai_photo
writing MOKA